TechFlowより、2月18日、FinanceFeedsの報道によると、米国商品先物取引委員会(CFTC)は、Crypto.comとネバダ州との間で発生した予測市場をめぐる紛争に関して、米国第9巡回控訴裁判所に「法廷の友」意見書を提出しました。同意見書では、議会が『ドッド・フランク法』に基づきCFTCに付与した先物および関連商品に対する「専属管轄権」が、イベント・コントラクトにも適用されると主張しています。
本件の発端は2024年であり、当時のCFTC前委員長ロスティン・ベナム氏が、賭博や戦争などに関連するイベント・コントラクトを制限する規則制定を提案しましたが、その作業は今月早々に中止されました。その後、Crypto.com傘下の予測市場部門が昨年6月にネバダ州を提訴し、同州がスポーツイベント・コントラクトの提供を阻止しようとしていたことが理由です。下級裁判所は、スポーツイベント・コントラクトはCFTCの管轄外であり、ネバダ州の賭博規制が適用されると裁定しました。これに対し、Crypto.comは即座に控訴しました。
現CFTC委員長マイケル・セリグ氏は、各州による規制措置を「権限の拡大」と位置付け、イベント・コントラクトはカジノでの賭けとは本質的に異なる商品デリバティブであると強調しています。さらに、同氏は、これらのコントラクトが清算所を通じて決済され、投資家が自由にポジションを建てる・解消でき、かつ適切な投資家保護メカニズムの下で運用されている点を指摘しています。
本件は議会レベルでも見解の相違を招いています。民主党所属の上院議員21名が共同でセリグ氏に書簡を送付し、進行中の裁判事件への介入を控えるよう求めています。一方、共和党所属の上院議員ビル・ヘイガーティ氏はこれとは逆の立場をとり、明確な連邦レベルの規則がイノベーションの推進に資すると主張しています。第9巡回控訴裁判所の最終判決は、予測市場が主に連邦デリバティブ規制の下で規制されるのか、それとも引き続き各州の賭博執行リスクにさらされるのかという点を、大きく左右することになります。




