
friend.techソフトRug?Web3ソーシャルの行方?
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friend.techソフトRug?Web3ソーシャルの行方?
friend.techがスマートコントラクトの管理権を放棄、ソフトRug?
執筆:Karen、Foresight News
過去の栄光は、今日の寂しさを際立たせる。friend.techの興亡の軌跡はまるで劇的な反転劇のようで、胸が締め付けられる思いだ。
日本時間9月8日、friend.tech公式アカウントは象徴的な公告を発表し、管理および所有権パラメータを0x000...000に設定した。表面上は今後の手数料や機能変更を防ぐためとしているが、実質的にはスマートコントラクトの支配権を完全に手放すことを意味している。一部のコミュニティユーザーはこれを、開発の停止と事実上の終焉と解釈している。
friend.tech側は市場の不安を鎮静化しようと努め、「この変更によりWebクライアントの正常な運用には影響しない」「開発チームはスマートコントラクトやプラットフォームから一切の手数料を得ない」と強調した。しかしSNS上では「friend.techは終わった」「ソフトRug(※詐欺的プロジェクト放棄)」といった声が広がり、ユーザーの将来に対する不安と失望が浮き彫りになっている。
特に注目すべきは、8月以降、friend.techの公式ツイッターが異常に単調かつ機械的になり、毎日ただその日に最もホットな5つのClubs情報を掲載するのみで、それ以外の新鮮なコンテンツやユーザーとのやり取りが一切なくなっていることだ。こうした変化は、プロジェクトチームの疲弊や無力感を感じさせると同時に、friend.techチームが内心葛藤し、最終的にスマートコントラクトの支配権を手放す決断に至る前兆でもあったのかもしれない。
かつての王者、今はただの影
遡ること、friend.techの台頭はいかに輝かしいものだったか。当初、Paradigmの支援、有力KOLの積極参加、「招待制」による入手困難性、潜在的なエアドロ期待、そしてKOLの価値・IPの貨幣化という斬新な仕組みによって、わずか2週間でユーザー数がゼロから10万人以上に達し、累計ユーザーは91万人を超えた。
しかし時は流れ、現在のfriend.techはもはや往時の面影はない。ここ2ヶ月の日次アクティブユーザー数は一桁~二桁まで減少し、Keyの日次取引高もかつての2,000万ドルのピークから数千ドルにまで落ち込んでいる。かつての繁栄は、数ヶ月のうちに泡沫と化したかのようだ。
さらに嘆かわしいことに、FRIENDトークンの価格も崖っぷち状態だ。今年5月の約3ドルの高値から現在の0.06ドルまで下落し、98%以上の下落幅を記録。時価総額はわずか500万ドルにまで縮小している。黄立成氏が巨額資金を投じて購入したFRIENDトークンは、現在大幅な含み損を抱えており、かつて1,560万ドルで購入したFRIENDの現在価値は57万ドルに過ぎず、少なくとも1,500万ドルの評価損が出ている。これはまさにfriend.tech没落の縮図と言えるだろう。
friend.techの歴史を振り返れば、内部チームの問題や外部との協力関係の不確実性も衰退の伏線となっていた。Baseとの関係の微妙な変化、Friendchain構想の中止、そして最終的にFRIENDトークンを他チェーンへ移行しないという決定に至るまで、戦略面での揺れ動きが窮地をさらに深めた。
5月末、friend.tech共同創業者のRacerは、チームとBaseの関係が不安定でありプロトコルの移転を検討中であると示唆。その後6月に、Conduitと提携してBase上にソーシャル専用チェーン「Friendchain」を開発すると発表、ガス代金はFRIENDトークンとされた。だが直後、friend.techはこの投稿を削除し、Friendchain構想を撤回。コミュニティのフィードバックを受けて、FRIENDトークンの他チェーンへの移行を見送った。
また、BunnySwap(内蔵スワップ)、Clubs、v1スマートコントラクトの全プロトコル手数料を廃止し、手数料の100%をコミュニティ内のトレーダー、流動性提供者、Club Chairに還元することを決定した。これ以前、friend.tech V1では各取引に対して10%の手数料を徴収しており、その半分がプロトコルの収益となっていた。
DefiLlamaのデータによると、本日時点でfriend.techは累計6,338万ドルの手数料を生成し、収益は3,166万ドルに達している。下図のように、昨年10月の絶頂期には1日あたり100万ドル超の手数料を記録していたが、V2リリース後はほぼ横ばい状態。最近1ヶ月の1日あたり手数料は数百ドル程度にまで低迷している。

出典:DefiLlama
friend.tech なぜ沈黙したのか?
friend.techの浮沈は、まるで鏡のように、Web3ソーシャルが急速な拡大を目指す一方で、バブルリスクへの警戒が必要であることを映し出している。
friend.techの沈静化には、複雑な要因が絡み合っている。まず第一に、製品自体が非常に高い投機性を内包しており、短期的な利益を求める投資家を惹きつけたものの、長期的なユーザーベースの安定構築には失敗した。その結果、ユーザーの忠誠心を維持できなかった。第二に、market fitの探索過程で、コアバリューと一致するターゲット市場を正確に定義できず、製品とユーザーのニーズが乖離してしまった。さらに、これまでの過剰な煽り(PUA)マーケティング戦略が、ブランド信頼を一定程度損なったことも要因だ。チーム運営や外部連携においても多くの不確実性があり、プロジェクトの実行効率を低下させ、市場の将来性に対する懸念を増幅させた。何より致命的だったのは、戦略面での頻繁な方向転換であり、これによりプロジェクトの方向性がぶれ続け、有効な市場インパクトやユーザーの継続利用を促す粘着性を生み出すことができなかった点である。
Web3ソーシャルの行く末は?
一方、Web3ソーシャルのリーディングプロジェクトであるFarcasterも、最近、ユーザー成長とプラットフォーム活性の両面で苦境に直面している。Farcasterは年中頃、1日の投稿数とインタラクション数が14万件以上を記録する好調を見せていたが、この勢いはここ1ヶ月で顕著に鈍化。DAUは約10万にまで下落し、成長モメンタムの弱まりを示している。

出典:Dune(@pixelhack)
さらに深刻なのは、Farcasterの新規ユーザー獲得が頭打ちになったことだ。2月初頭には1日あたり15,366人の新規ユーザーが加わっていたが、ここ2週間では平均して1日500〜600人まで急減している。この数字の変化は、新規ユーザーの魅力が大きく低下しているだけでなく、プラットフォームがユーザー成長の原動力を維持できていない厳しい現実を物語っている。その他にも、Farcasterエコシステム内のMemeトークンも大きな打撃を受けている。例えば「Degen」は5月末の史上最高値からすでに95%以上価値を失っている。

出典:Dune(@filarm)
これらのデータは市場の信頼の動揺を示すだけでなく、Farcasterエコシステムが前例のない圧力と調整期を迎えていることを予兆している。
一方、TelegramはTONエコシステムとの連携発展やミニアプリゲームの爆発的普及により、Web3ソーシャル領域での優位性をさらに強めている。Web3ネイティブのソーシャルプロジェクトが大規模に展開するには、より正確なポジショニング、Web2からWeb3への移行コストの低減、ユーザーエクスペリエンスの最適化、そして信頼の構築に注力する必要があるだろう。
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