TechFlow 情報、Galaxyリサーチ副責任者Christine Kimが第172回イーサリアムコア開発者実行(ACDE)電話会議の内容をまとめたところによると、今週の開発者らはキャンコン(Cancun)およびデネブ(Deneb)統合アップグレード(Dencun)のテストや、EVMオブジェクトフォーマット(EOF)の開発について議論した。具体的には以下の通り。
Devnet #9(9月29日開始)の最新状況:現在Devnet #9への参加率は93%。残り7%の未稼働バリデータは主にGeth(EL)/Teku(CL)バリデータノードからなる。またErigon(EL)/Prysm(CL)クライアント組み合わせおよびEthereumJS(EL)クライアントでも問題が生じている。Flashbotsチームは、Devnet #9上でMEV-Boostリレーやビルダーのテストを実施中。ただし、BlobトランザクションはまだMEV-Boostビルダーを通じてテストされていない。
Devnet #10は今週中に準備が整う予定はないが、来週には準備が整う可能性がある。開発者らはEIP-4844のKZGセレモニーによる信頼できるセットアップファイルのテストを希望している。Devnet #10は大規模なバリデータセットを備え、33万のアクティブバリデータを含む予定だ。開発ネットワーク導入直後には、バリデータの預入と退出が大量に発生し、ネットワーク起動後おおよそ1〜2日以内にバリデータのchurn limitが5から4へ変更される見込み。
EVMオブジェクトフォーマット(EOF)の開発状況:現在EOFの開発には4つの主要チームが関与している。これには、イーサリアム財団が資金提供するTeam Ipsilon、ELクライアントチーム(Geth、Besu、Nethermindなど)、高レベル言語コンパイラーチーム(Solidity、Vyperなど)、およびスマートコントラクト開発者らが含まれる。EOFではEVMコード用に新しいコンテナフォーマットを作成する必要がありながらも、現行フォーマットとの互換性を維持しなければならない。
Tim Beikoを含む複数の開発者は、Dencunアップグレード後のEOF実装に3〜6ヶ月かかるというスケジュールに対して慎重な姿勢を見せている。また開発者らは、プラハ/エレクトラ(Prague/Electra)に取り込む別の主要なコード変更としてVerkleの導入も検討している。




