TechFlowの報道によると、3月22日、世界的な資産運用大手フィデリティ・インベストメンツ(Fidelity Investments)が米証券当局に申請を提出し、イーサリアムブロックチェーン上でドル建てマネーマーケットファンドのトークン化バージョンを登録する計画を明らかにした。これにより、ブラックロック(BlackRock)やフランクリン・テンプルトン(Franklin Templeton)などに続く、金融機関によるブロックチェーン上での資産トークン化の流れに加わることになる。
フィデリティが3月21日に米証券当局に提出した文書によると、「OnChain」という名前のこのトークン化商品は、約8,000万ドル規模の「フィデリティ・テーラー・ディジタル・ファンド(FYHXX)」の取引状況を追跡することを目的としている。このファンドはほとんどが米国財務省短期証券(T-Bills)で構成されている。
OnChainはまだ監督当局の承認を待っているものの、フィデリティは5月30日の正式施行を予定していると述べている。OnChainのシェアクラスは投資家に対してFYHXX株式取引の透明性と検証可能な追跡情報を提供するものだが、所有権の公式記録としては従来の帳簿記録を引き続き維持する。
フィデリティは文書の中で、「OnChainクラスのブロックチェーン上でのサブレコードは所有権の公式記録を示すものではないが、譲渡代理機関は少なくとも毎日、ブロックチェーン上の取引データとOnChainクラスの公式記録を照合する」と説明している。また、米国財務省短期証券自体は直接的にトークン化されないとも指摘している。





