TechFlowの報道によると、5月12日、CoinDeskはフランス銀行副総裁のデニス・ボ氏(Denis Beau)が、米ドル安定コインの支配的地位に対抗するため、欧州におけるユーロのトークン化通貨の発展を、公私両部門が共同で推進すべきだと公然と呼びかけたと伝えました。この姿勢は、欧州中央銀行(ECB)のクリスティーヌ・ラガルド総裁の立場と明確な対立を示しています。ラガルド総裁は、プライベート安定コインに対して慎重な姿勢を示しており、USDTやUSDCなどの金融安定リスクを懸念し、ECB主導によるデジタル・ユーロの導入を支持しています。その導入時期は2029年を予定しています。
ボ氏は、欧州における「三つの目標」の実現を提唱しました。すなわち、①中央銀行通貨サービスへの適合、②規制当局の監督下にある機関による汎ユーロ圏トークン化プライベート通貨の発行促進、③MiCA(欧州市場インフラ規制)監督枠組みの強化です。この立場は、ING銀行、BBVA、フランス・パリ銀行など欧州主要12行から構成されるQivalisコンソーシアムと極めて一致しています。同コンソーシアムは、今年中にプライベート・デジタル・ユーロを投入する計画です。またボ氏は、ユーロシステムが今年末までに、初のトークン化卸売中央銀行通貨サービスを開始することを明らかにしました。




