TechFlowより、2月19日、米国証券取引委員会(SEC)公式ウェブサイトが、ETHDenver会議におけるポール・アトキンス委員長のスピーチを公開しました。このスピーチでは、SECの暗号資産に関する規制方針が概説されており、主な内容は以下のとおりです。
1. 「投資契約」の枠組みの明確化:委員会は、暗号資産がどのような状況において「投資契約」に該当するか、およびその成立・終了のメカニズムについて、研究を進め、関連するガイドラインを発表する予定です。
2. イノベーション特例制度の導入検討:限定的な条件のもとで、一部のトークン化証券について試験的取引を許可するイノベーション特例制度を検討しています。これには、自動化マーケットメーカー(AMM)などの新規プラットフォーム上での限定的な取引も含まれ、長期的な規制枠組み構築に向けた実証的知見の蓄積を目的としています。
3. 規則・ガイダンスの策定・推進:暗号資産を用いた資金調達手法、非証券型暗号資産(支払い用途のステーブルコインを含む)のブローカーによる保管、譲渡代理人規則の現代化など、複数の課題について、規則制定プロセスを開始または推進する計画です。また、ウォレットやユーザーインターフェースなど、登録を要しないシナリオに対しては、今後も「不作為通知書(No-action letters)」および免除命令を通じて明確性を提供していきます。
4. 監管理念:ポール・アトキンス委員長は、規制当局が短期的な価格変動に反応すべきではないと強調しました。SECの使命は、十分な情報開示を確保し、明確なルールを提示することで、市場参加者が透明性のある環境下で自らの意思決定を行えるようにすることであり、「価格を守る」ことではありません。




