TechFlowの報道によると、5月31日、コインテレグラフが伝えたところによれば、米国政府は5月30日、最高裁判所に文書を提出し、IRSがコインベースのユーザーであるジェームズ・ハーパー氏の暗号資産取引記録を取得する件に関する上訴請求を却下するよう求めた。司法長官D・ジョン・ソア氏は、第4修正条項に基づき、ハーパー氏がコインベースに保存された金融記録についてプライバシー保護の権利を持たないと主張した。その理由として、これらのデータは取引所に「自発的」に提供されたものであり、IRSは合法的な司法手続きを通じてこれを取得していると説明した。
この事件の起源は2016年にさかのぼり、当時IRSは暗号資産の課税調査において、多数のコインベースユーザーが暗号資産による利益を申告していないことを発見した。その後、「ジョン・ドゥ」式の召喚状を得て、大量取引を行うユーザーの記録を取引所から提出するよう要求した。これに対しハーパー氏は違憲捜索にあたるとして訴訟を起こしたが、下級裁判所はいずれもコインベースの記録は個人の秘匿情報ではなく商業文書に該当すると判断し、IRSの措置は合法であると認定した。
政府側は「米国対ミラー事件」などの判例を引用し、第三者が保有する金融記録についてユーザーは合理的なプライバシーの期待を持ち得ず、またコインベースのプライバシーポリシーにも法執行機関に情報を共有する可能性がある旨が明確に警告されていると強調した。
最高裁判所は、この事件を受理するかどうかをまだ決定していない。受理しない場合、第一巡回区控訴裁判所によるIRS支持の判決が維持されることになる。




