TechFlowの報道によると、9月20日、仮想通貨メディアCointelegraphが伝えたところによれば、ハードウェアウォレット製造大手Ledgerのチーフエクスペリエンスオフィサー(CXO)であるイアン・ロジャース氏は、シンガポールで開催されたToken2049会議への取材の中で、好況期においてもセキュリティ意識を維持することの重要性を強調した。ロジャース氏は「各バブル期になると、人々は必ず何らかの妥当に思える理由を挙げて、セキュリティやセルフカストディ(自己管理)の面で妥協してしまう」と述べた。特に市場が急速に拡大する時期には、多くの暗号資産保有者が自己管理を選ばず、中央集権型取引所に資産を預けがちだと指摘した。
これに対しロジャース氏は、「もしセルフカストディを行わないのなら、そもそもなぜ暗号資産を選ぶのか?」と問いかけ、投資家に対して中央集権型取引所への過度な依存を警告した。特に市場が下落局面に入った際のリスクを強調し、破綻した暗号資産取引所FTXを例に挙げて、「彼らがやっていたのは、資金をバハマの誰かに渡し、スプレッドシートに数字を追加するだけの行為だった。これは暗号資産ではない。詐欺だ」と断じた。
暗号資産分野に限らず、ロジャース氏は世界的にサイバー犯罪が増加傾向にあることにも言及した。彼は「これから毎年『今年が史上最悪のサイバー犯罪の年』と言えるだろうし、それは毎年正しい予測になるだろう」と予測した。こうした深刻化する脅威に対処するため、ロジャース氏はハードウェアソリューションと明確な署名技術(クリアサイン)を活用したデジタル資産の安全なセルフカストディを提案し、ユーザーが承認しようとしている取引内容を十分に理解できるようにすべきだと訴えた。




