TechFlowの報道によると、9月18日、Coindeskが伝えたところでは、オーストラリア準備銀行(RBA)は戦略的声明を発表し、卸売型中央銀行デジタル通貨(CBDC)の研究開発を優先的に推進する一方で、小売型CBDCの計画を当面凍結すると発表した。RBA金融システム担当アシスタントグバナーのブラッド・ジョーンズ氏は声明の中で、小売型に比べて卸売型CBDCの方が明確な潜在的便益を示しており、直面する課題も比較的少ないとの見解を示した。
ジョーンズ氏はその後の政策講演で、「我々の最優先事項は業界と連携し、卸売型CBDCおよび商業銀行預金トークン化プロジェクトを立ち上げることである。研究の重点は、新世代の分散台帳技術(DLT)や『プログラマビリティ(プログラム可能)』、『アトミック決済』などの先端概念に置き、これらがオーストラリアの金融システムおよびマクロ経済に与える可能性のある影響を評価していく」と強調した。
RBAが最新に公表した研究レポートでは、現時点で小売型CBDCが一般市民にもたらす明確な便益は確認されていないとしており、その主な理由として、既存の小売決済システムがすでに国民のニーズを十分に満たしていることを挙げている。ただし、RBAと財務省は、国際的な知見の蓄積や国内での研究の進展に伴い、今後の評価が変化する可能性があるとも述べている。
このため、RBAおよび財務省は2025年に小売型CBDCについて広範なパブリックコンサルテーションを実施し、今後数年間にわたり継続的な研究および実証実験を行う予定である。両機関は2027年に共同で包括的な報告書を発表し、小売型CBDCの潜在的メリットおよび具体的な実現形態について体系的に検討することを約束した。




