TechFlowの報道によると、ZK証明生成レイヤーであるCysicはX上で、Cysicチームとイーサリアム財団のzhangzhenfeiが共同でJolt-b論文を完成させたと発表した。この論文では、@a16zが開発したzkVMソリューション「Jolt」の再帰的親和性を改善し、より効率的になった。これにより、zkVMは任意のサイズのプログラムを実行し、その実行プロセスに対するZK証明を生成できるようになった。その鍵となるのは、プログラムをサブプログラムに分割し、各サブプログラムに対して個別に証明を生成した後、再帰的証明によってすべてのサブプログラムの証明の正当性を検証するというアプローチである。
Jolt-bは、「Basefold」と呼ばれる代替コミットメント方式を採用することで、再帰的親和性を高め、IOP(インタラクティブな証明)をさらに効率化している。この手法は、Plonky2がPlonkスキームを強化した方法と類似している。また、CysicチームはIrreducibleが開発した証明バックエンド「Binius」について、zkVM構築には適していないものの、プリコンパイルにおいては良好な性能を示すと指摘している。Biniusは最小の二次べき乗体を活用して証明の複雑さを最適化しているが、u16やu32構造を扱う際に再帰的証明の複雑さが増すという課題がある。




