TechFlowより、6月24日、QCPグループが発表した最新のマクロ動向レポートによると、市場の関心は複数のマクロイベントにおける「合意による好材料」から、その後の実行リスクへと移りつつある。
米国とイランの了解覚書(MOU)が正式に署名され、ブレント原油価格は80ドルを下回って下落し、テールリスクは若干緩和された。しかし、ホルムズ海峡の通行回数は依然として14回にとどまり、通常水準を大幅に下回っている。また、60日間の技術的交渉ウィンドウがすでに開始されており、市場では実際のタンカー輸送量およびレバノンにおける停戦遵守の進捗状況が価格形成の焦点となっている。
米連邦準備制度理事会(FRB)は金利を3.50%–3.75%の水準で据え置いたが、「高金利をより長期間維持する」というシグナルを発信した。2026年の点図(ドット・プロット)中央値は3.8%(前回3.4%)へと上方修正され、その範囲も3.4%–4.4%へと拡大された。また、将来の政策に関するガイドライン(フォワード・ガイダンス)は同時に撤回された。コアPCE物価指数の予測値は3.30%、全体のPCE物価指数は3.82%であり、いずれも目標水準を上回っている。これにより、経済成長ではなくインフレが引き続き主要な制約要因となっている。
SpaceXの上場後、株価はピーク時の211ドルから155ドルへと約27%下落したが、それでもIPO価格の135ドルを14.5%上回る水準にある。市場の注目は、IPOに伴う勢いからAI関連の資金調達ロジックへと移行しており、同社が発行した200億ドル規模の社債はxAIへのブリッジローン再融資に充てられる。また、約600億ドル規模のAnysphere/Cursor関連取引では、株式がM&Aの対価として活用される見込みである。このように、SpaceXは現在、AI分野における資本形成サイクルに組み込まれつつある。
暗号資産市場に関しては、Strategy社が引き続きBTCを買い増し続けており、現在の保有量は847,363BTCに達し、総供給量の約4%を占めている。平均取得コストは1BTCあたり75,651ドルであるが、現行のスポット価格は641億ドルというコスト基準に対して約15%低い水準にある。STRCの優先株価格は88.79ドル(額面価格に対する約11%のディスカウント)で推移しており、資金面での数学的余裕は徐々に狭まっている。ただし、資本市場が開かれたままであれば、買い増しのエンジンは今後も継続して稼働し続けるものと見られる。




