TechFlowより、6月14日、人工知能(AI)産業の持続的な拡大に伴い、長年にわたり「価格は下がる一方」とされてきたテクノロジー製品市場が変化しつつある可能性がある。
データによると、米国では5月のコンピュータソフトウェアおよび周辺機器の消費者物価指数(CPI)が前年同月比で14.5%上昇し、2000年の統計開始以降、最大の年次上昇率を記録した。また、電子部品の生産者物価指数(PPI)も前年同月比27%の上昇となり、これも過去最高を更新した。
注目に値するのは、2026年までに、2000年以降のほとんどの年においてソフトウェアおよび電子部品の価格が下落傾向にあったが、現在、AIによる演算処理能力(算力)需要の急増がこの構図を変化させている点である。
特にメモリ市場の上昇幅が顕著である。データによると、DDR5およびDDR4メモリの価格は前年同月比で約290%上昇し、1年間で価格が2倍以上に跳ね上がった。市場分析では、AIデータセンターの建設が世界中のチップおよびストレージ資源を大量に消費しており、関連製品の供給が逼迫していると指摘している。
業界関係者の見解では、世界規模でのAIインフラ投資が継続的に増加する中、メモリおよび半導体サプライチェーンの逼迫状況は2027年まで続く可能性があり、地政学的リスクなどの要因とともに、インフレ圧力を支える要因となる可能性がある。
市場関係者は、AIの波が単にテクノロジー産業構造を再編しているだけでなく、今後新たな「テクノロジーインフレ」を牽引する重要な原動力となり、過去20年以上にわたって続いてきたテクノロジー製品価格の持続的低下傾向に終止符を打つ可能性があると述べている。



