TechFlow速報によると、5月18日、投資家がインフレ加速への懸念を強め、世界の債券市場で売圧が高まった結果、米国長期国債の利回りは過去3年間で最高水準に達した。トランプ米大統領がイランに対し、イラン戦争の終結に関する合意を求める形で圧力をかけたことにより原油価格が上昇傾向を続け、30年物米国国債利回りは一時4ベーシスポイント(bps)上昇し5.16%となり、2023年10月以来の最高水準を記録した。また、10年物および2年物国債利回りはそれぞれ4.63%および4.10%に達し、2025年2月以来の最高水準となった。
日本では、30年物国債利回りが20bps急騰し4.2%となり、1999年の発行以来の最高水準を更新した。債券トレーダーは、30年物米国国債利回り5%を「分岐点」として捉え、この水準が買い手の「底値買い」を誘うと考えている。フランス・パリバ銀行(BNP Paribas)の米国金利戦略責任者グニート・ディングラ氏は、「5%を超えると、もはや何らかの基準点(アンカー)が存在しない」と述べ、顧客に対して30年物米国国債の取引レンジとして5.25~5.5%を注視するよう勧めている。(Goldman Sachs Japan)




