TechFlow(深潮)の報道によると、3月19日、TechCrunchは、コンシューマー電子機器ブランド「Nothing」の共同創設者兼CEOであるカール・ペイ氏がSXSWカンファレンスで次のような見解を示したと伝えています。すなわち、「スマートフォンアプリはやがて消滅し、AIエージェントがユーザーとデバイスとのインタラクションの中心的手段へと取って代わる」というものです。
ペイ氏は、現在のスマートフォンの利用形態は20年前と本質的に変わっておらず、ロック画面、ホーム画面、アプリストアという構造はiPhone登場以来ずっと継承されていると指摘しました。その結果、ユーザーが単一のシンプルな意図を実現するにしても、複数のアプリをまたがって操作する必要があるのです。例えば「友人とカフェでコーヒーを飲む約束をする」という行為は、メッセージアプリ、地図アプリ、配車アプリ、カレンダーアプリなど、少なくとも4つのアプリを起動しなければならないのが現状です。
ペイ氏の描く将来像では、AIを最優先に設計されたデバイスが、ユーザーの意図を深く理解し、ユーザーが一歩ずつ操作しなくてもタスクを自律的に遂行できるようになります。さらに進んで、デバイスはユーザーのニーズを事前に予測し、能動的に提案を行うようになるのです。「システムがあなたを十分に理解すれば、あなた自身が思いもしなかったようなことを提案してくれるようになるでしょう」と、ペイ氏は述べています。
またペイ氏は、将来的なユーザーインターフェース(UI)デザインは、人間の操作ロジックではなく、AIエージェントを対象とするべきだと強調しています。「AIエージェントに人間向けのUIを使わせることは未来ではありません。真に未来志向的なアプローチとは、AIエージェント専用のUIを新たに創出することです」。なお、Nothing社はこれまでに、AIを最優先に据えたデバイス開発というビジョンに基づき、2億ドル規模のシリーズCラウンド資金調達を完了しています。




