TechFlow 情報、6月17日、HTX DeepThinkコラム執筆者でHTX Research研究員のChloe(@ChloeTalk1)は、イスラエルがイランの核施設を空爆したことで世界市場が混乱に陥ったものの、ビットコインは顕著な強靭性を示していると分析した。昨年4月のイラン攻撃時における8.4%の大幅下落とは異なり、今回の事態ではビットコインは約4%の下落にとどまり、すぐに107,000ドル付近まで反発した。市場では一般的に10万ドルが心理的サポートラインと見られており、CoinGlassのデータによると、この水準を割り込むと17.4億米ドルを超えるロングポジションの清算リスクが生じる可能性がある。
チェーン上データによると、6月13日以降、暗号資産市場では11億米ドルを超えるロングポジションが清算されており、そのうちビットコインが4割以上を占めている。Fear & Greed 指数はなお「グリーディ(貪欲)」ゾーンにあり、市場が完全にリスク回避モードに入ったわけではないことを示している。オプション市場もまた強いロング志向を反映している。現時点でビットコインオプションの未決済建玉総額は425億米ドルに達し、過去最高を記録した。6月および7月満期の110kおよび120kのコールオプション(Call)の保有が特に集中しており、単一価格帯での契約枚数が50万枚を超える。トレーダーの多くはビットコインが新高値を更新すると予想している。Barchartのデータによると、現在のコールオプションのプレミアム合計は約7000万米ドルで、プットオプションの1500万米ドルを大きく上回っており、Put/Call プレミアム比は0.21となり、市場センチメントが極めて強気であることを示している。
まもなく開催される連邦公開市場委員会(FOMC)の会合にも注目が集まる。中東情勢による原油価格の上昇はインフレ期待の再燃を促す可能性があり、一方で米国の5月CPIおよびPPIデータはコアインフレの伸びが引き続き緩やかであることを示している。マクロ経済の基本状況と市場の価格形成の間に「乖離」が生じており、政策運営の不確実性をさらに高めている。市場の予想では、パウエル議長が今回の会合で明確な方針転換を示唆することはなく、「様子見とデータ依存」の姿勢を維持するものと見られている。




