TechFlowの報道によると、3月6日、カナダのアルタナティブ投資管理会社Ninepoint Partnersの取締役兼ポートフォリオマネージャーであるアレックス・タプスコット氏は、「ビットコインが再び上昇を始めるには、まず市場の心理が安定する必要がある」と述べた。トランプ前大統領の関税政策によりインフレが再燃し、連邦準備制度(FRB)の今年中の利下げが妨げられるのではないかという懸念から、投資家はリスク資産を売却し、安全資産への逃避を進めている。タプスコット氏は次のように指摘した。「時々、株価が横ばいの中でビットコインが好調を維持する場面を想像できる。しかし、株式市場が急落している中でビットコインが好調であることは到底想像できない。」
彼はまた、トランプ氏が今週金曜日に開催予定の暗号資産(クリプト)サミットが、ビットコイン価格に大きな変動をもたらす可能性は低いと考えている。投資家の注目はむしろ、より多くの主流企業や投資家が暗号資産を受け入れるきっかけとなる可能性のある立法措置の成立にある。タプスコット氏は電話インタビューで「時間の経過とともに、市場は大統領の発言に対して徐々に割引(無視)を適用していくだろう。率直に言って、大統領であろうと他の誰であろうと、頻繁に大きな声明を出す必要はない。重要なのは、この業界が米国で成長発展できるような政策枠組みを真剣に構築することだ。今回の会議でそのような内容が発表されるかは分からない」と語った。
なお、投資家は先月、ビル・ヘガーティ上院議員、ティム・スコット上院議員、キルステン・ジリアンド上院議員、シンシア・ラミス上院議員らが共同で提出した、超党派のステーブルコイン法案が議会を通過するかどうかを注視している。この法案が成立すれば、より多くの金融機関が自らのステーブルコインを発行できるようになる可能性がある。具体的には、時価総額が100億ドル以上に達するステーブルコインを発行する金融機関は連邦準備制度(FRB)の監督下に置かれ、一方で決済用ステーブルコインを発行する非銀行系発行者は通貨監理庁(OCC)の監督を受けることになる。
さらに、暗号資産投資家はSECによる暗号資産投資を対象とするETFのさらなる承認、およびイーサリアムETFが保有するイーサリアムをステーキングできるようにすることも期待している。




