TechFlowの報道によると、11月14日、『Fortune』はアメリカ次期大統領となるドナルド・トランプ氏が、億万長者のイーロン・マスク氏とバイエーク・ラマスワミ氏を新たに設立される「政府効率化部門(D.O.G.E)」の責任者に指名したと発表したと伝えた。この部門の名称はドージコイン(Dogecoin)を連想させるものであり、ホワイトハウスの管理予算局(OMB)と協力して政府の構造改革を推進する予定だ。
サンタクララ大学マークリュラ倫理センターのリーダーシップ倫理部門主任であるアニュ・スキート氏は、マスク氏のビジネス上の利害関係が政府の利益と直接的に対立している点を指摘した。マスク氏が経営する企業群は政府との関係が深く、SpaceXはNASAの月面着陸計画において40億ドルを超える契約を保持している。テスラは政府による税制優遇措置の恩恵を受けているだけでなく、自動車安全規制の対象でもある。またソーシャルメディアプラットフォームXは連邦取引委員会(FTC)および証券取引委員会(SEC)の調査を受けている。その他の事業である人工知能企業xAI、脳神経接続企業Neuralink、トンネル建設企業Boring Companyもすべて連邦規制当局との接触がある。
ブッシュ政権時代のホワイトハウス倫理弁護士リチャード・ペインタ氏は、D.O.G.Eが政府機関として運営される場合、トランプ氏が極めて稀な免除措置を与えない限り、マスク氏は自身の商業的利益を売却するか、関連事項から回避しなければならないと述べた。また自動車安全を擁護する団体は、マスク氏主導の効率化改革によって、道路交通安全局(NHTSA)などの規制機関の機能が弱体化する可能性を懸念している。




