TechFlowの報道によると、10月29日、BitMEXの共同設立者アーサー・ヘイズ氏は最新のブログ記事で、中国の経済刺激策が金融市場に数兆ドル規模の資金を供給し、暗号資産(クリプト)の価格上昇を後押しすると指摘した。データによれば、中国人民銀行は今年8月から2007年以来初めて政府債の購入を開始しており、地方自治体債の保有残高は1.5兆元から4.6兆元へと拡大している。
ヘイズ氏は、中国人民銀行が今後、米連邦準備制度(FRB)、欧州中央銀行(ECB)、日本銀行が採用してきた政策の道筋を踏襲し、貸出拡大(バランスシートの拡大)によって景気減速への対応を図る可能性があると分析している。彼は、この政策展開により、2015年8月の人民元見直し時と同様のビットコイン相場の動きが再現する可能性があると述べており、当時はビットコイン価格が3カ月未満の期間に135ドルから600ドルまで上昇した。
レポートはさらに、現在の中国投資家は依然として国内株式市場や不動産市場の機会に注目しているものの、金融緩和の効果が徐々に現れ始めれば、ビットコインが重要な資産配分の選択肢となる可能性があると指摘している。ヘイズ氏は、中国の輸出黒字が高水準で維持されており、また一次資源の輸入決済が徐々に人民元建てで行われるようになっていることを踏まえれば、金融政策の調整が人民元為替レートに大きな衝撃を与えることはないと考えている。同時に、米国の産業政策の方向性を勘案すれば、米ドルは引き続き弱含みの傾向を示すだろうと予測している。




