TechFlowの報道によると、「連邦準備制度(FRB)がインフレ対策で行き過ぎ、世界最大の経済大国を破壊的な不況に陥らせてしまったのではないか」という不安を抱かせる疑問が、長く安定していたグローバル市場の平静を揺るがしている。答えが出るまでは、さらなる動揺が予想される。
元ニューヨーク連銀総裁のビル・ダドリー氏は、2週間前にタカ派からハト派へと立場を変え、利上げ支持をやめ、景気後退を回避するため即時利下げを主張するようになった。その判断の時期は決して早すぎなかった。その後、雇用市場の弱化とインフレ鈍化の証拠が急速に蓄積され、FRBが状況に対応できていないことを強く示している。
しかしダドリー氏は、即時利下げが順当な措置と考えながらも、その可能性は低いとみている。これはパウエル議長の慎重な姿勢と一致しない。FRBは通常の政策決定会合以外でのこうした措置をほとんど取らないからだ。そのため注目は次の9月の会合に移っており、現時点からその時までの経済データ次第で、25ベーシスポイントまたは50ベーシスポイントの利下げが行われる可能性がある。だがそれ以降の見通しは不透明である。




