7x24h 速報
Jack Dorsey氏が率いるBlockは、ビットコインのマイニングシステムを一から構築しようとしている。同社は現在、専用集積回路(ASIC)チップ、マイナー機器、データセンター、運用ソフトウェアに至るまで、完全な垂直統合型のマイニングシステムの開発に取り組んでいる。Blockのハードウェア部門であるHardware Inc.が主導するこのプロジェクトは、2021年にDorsey氏がTechCrunch Disruptで述べたビジョン——「誰もが自宅でビットコインをマイニングできるようにすること」——を実現しようとするものだ。
Blockは昨年、元グーグルのチップ設計者であるMatt Cordano氏と、元ライゼンCEOで半導体業界の重鎮であるSimon Segars氏を顧問に迎えている。また、2021年に立ち上げたオープンソースハードウェアコミュニティ「Spiral」を通じて、独自のASICチップ開発を進めてきた。同プロジェクトの一環として、今年初頭にはブロックチェーンセキュリティ企業Ankoreを買収し、電源供給ユニット(PSU)や冷却技術など、マイナー機器の周辺技術の強化を図っている。
同社はすでに、5ナノメートルプロセスによるASICチップの設計を完了しており、現在は製造パートナーとの協議を進めている。将来的には、エネルギー効率に優れた太陽光発電などを活用した持続可能なマイニング施設の運営も視野に入れている。
一方、業界ではこうした動きに対して懐疑的な声もある。ビットコインマイニングはすでに大規模な事業化が進んでおり、中国のBitmainや米国のMicroStrategy、Riot Platformsなどの企業が市場の大部分を占めている。新興企業がこれほどの規模の垂直統合システムを開発するのは極めて困難だとする見方が強い。
しかしBlockは、透明性と分散化というビットコインの理念に貢献できると強調している。同社はすべてのハードウェア設計をオープンソースで公開する方針であり、「より多くの人々がマイニングに参加できるエコシステムの構築」を目指している。
Dorsey氏は過去に「ビットコインは唯一の未来」と述べており、Blockは決済サービスを超えたブロックチェーンインフラへの本格的な参入を進めている。今回のマイニングシステム開発は、その重要な一歩となるだろう。
Bitcoin Magazineによると、元ツイッターCEOのジャック・ドーシー氏は、彼が率いるフィンテック企業Blockが、ビットコインのマイニングに関する一連のシステムを完全に開発していると発表した。これに先立ち、ドーシー氏のBlockは、自己管理型ビットコインウォレット「Bitkey」の出荷を開始している。