TechFlowの報道によると、ニュージーランドの暗号資産取引所Easy Cryptoはオーストラリアのブロックチェーン企業Labrysと提携し、ニュージーランドドルに連動するステーブルコイン「NZDD」を発行した。NZDDは信託口座内の現金により1:1で裏付けられ、ニュージーランド金融市場管理局(FMA)の監督下におかれる。
このステーブルコインは当初イーサリアム上で開始され、将来的にはPolygon、BNBスマートチェーン、Arbitrum、Optimism、CoinbaseのBaseなどへも展開予定だ。
Easy CryptoがNZDDを導入した目的は、米ドルに連動するトークンの利用が困難であるという自国のユーザーにとって、より簡単に利益を得られる環境を整えることにある。
ステーブルコインに加えて、Easy Cryptoはマルチパーティ計算暗号技術によって保護されたマルチカレンシー対応のセルフカストディウォレットも新たにリリースした。このウォレットでは、従来のシードフレーズに代わり、ユーザー自身の「信頼できるソーシャルサークル」による部分的な鍵の共有を採用している。
8月にニュージーランド議会が委託した報告書では、同国における暗号資産規制に対して「柔軟な」アプローチが取られており、「問題が生じるたびに対処する」という方針のもと、デジタル資産の取り扱いに関する一貫したガイドラインの策定が求められている。
これ以前にも、オーストラリアの金融サービスプロバイダーTechemynyが2021年に「$NZDs」としてニュージーランドドル連動型ステーブルコインを発行していた。しかし2022年、DFX Financeプロトコルがハッキングを受けたことを受け、そのブリッジがブラックリスト入りし、大部分の資金がPolygonブロックチェーン上に滞留する事態となった。




