TechFlowの報道によると、5月23日、調査ジャーナリストのChris Brunet氏は、分散型暗号資産取引所WOO Xに関する調査記事を発表し、同取引所の現在の財務健全性に疑問を呈するとともに、ユーザー資産を流用して投資を行い、債務超過状態になっている可能性を指摘した。
記事では、WOO X傘下にAlamedaと極めて類似したヘッジファンド「Kronos Research」が存在することを指摘。利用規約にはWOO Xがユーザーの預金を投機目的で使用しないことと明記されているものの、Brunet氏の調査により、貸借対照表から判断してWOO Xの資産は現在の預金の約80%しかカバーできていないことが判明した。さらに、その資産の45%がトークンWOOで構成されているという。
サードパーティのデータ提供企業Nansenのデータによれば、実際にはWOO Xの資金プール(金庫)の76%がトークンWOOで占められており、自ら開示している数値よりはるかに高く、結果として準備資産の実質的な価値はユーザー預金額よりも大幅に低い状態にある。
WOO Xは「分散型(デセントラルized)」を謳っているが、実態は多数のシステミックリスクおよび中央集権的リスクに直面している。




