中国銀行保険報ネットが7月13日に報じたところによると、「デジタル人民元」としての中央銀行デジタル通貨(CBDC)について、業界情報では主要な大手銀行がすでに小範囲で試行を始めているという。関係者によれば、デジタル通貨は微信支付やアリペイを代替するものではない。中央銀行のデジタル通貨はM0(流通中の現金)を置き換えるものであり、その機能・属性は紙幣と類似しているが、形態がデジタル化されているだけである。一方、アリペイや微信支付などの第三者インターネット決済はM0レベルの法的効力を持たず、M0を代替することは不可能である。中央銀行デジタル通貨研究所の穆長春所長はかつて、デジタル通貨がアリペイや微信支付の地位に影響を与えることはないと指摘した。現在アリペイや微信支付も人民元による支払いを行っており、中央銀行デジタル通貨導入後も単に「数字人民元」に変わるだけであり、支払いツールは変わっても機能が拡張されても、チャネルや利用シーン自体には変化がないからである。しかし万向ブロックチェーンのチーフエコノミストである邹伝偉氏は、日常的な支払いプロセスにおいて、中央銀行デジタル通貨の利用体験と微信・アリペイのそれとはほぼ同等になると述べている。違いは、中央銀行デジタル通貨は二重オフライン支払いが可能で、ネット接続が不要であり、スマートフォン同士をかざすだけで支払いが完了する点にある。デジタル通貨の実用化には多くの課題も伴う。第一に、ブロックチェーン技術が基盤技術として必要となる。現在、ブロックチェーンのデジタル通貨への応用は徐々に成熟しつつあるものの、その具体的な活用方法についてはなおさらなる探求が必要である。第二に、関連する法制度が整備されるべきである。法定デジタル通貨は新たな通貨形態として登場するため、関連法規も迅速に整備されなければならない。特に法定デジタル通貨に潜むリスク領域においては、包括的な法律条項を制定し、発行および流通におけるリスクを可能な限り低減する必要がある。第三に、デジタル通貨に関する啓発・教育活動が不可欠である。デジタル通貨と他の電子決済手段との違いをどう一般市民に理解してもらうか、当局が段階的に国民に対する普及・教育を進めることが求められ、これにより人々が新しい事物をより早く受け入れられるようにすべきである。
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