TechFlowより、6月23日、The Defiantの報道によると、Synthetixのガバナンス提案「SIP-423」は、安定性トークンsUSDの正式な廃止を提案しています。これに伴い、関連するコントラクトが凍結され、条件を満たす保有者に対して、1枚のsUSDにつき4枚のSNXをロックアップされた形で補償することが計画されています。この補償スキームでは、SNXは1枚あたり0.25米ドル、sUSDは額面価値1米ドルとして評価され、補償対象となるトークンには1年のロックアップ期間が設けられ、その後1年間で線形的にアンロックされます。
また、この提案には既存の債務免除メカニズムの再編成も含まれており、追加条項として、プロトコルが2年間のロックアップ期間中に1,000万米ドルを超える収益を上げた場合、そのうち25%をUSDT形式で、現金による補償を希望する過去のsUSD保有者に配分できることが定められています。現在、SIP-423は投票待ちの状態です。
今回の提案の背景には、sUSDが長期にわたり深刻なデペグ(価格逸脱)を起こしており、現在の価格は約0.25米ドルとなっていることが挙げられます。過去7日間および30日間の価格下落率はそれぞれ約28%および61%です。これはSynthetixがsUSDの修復を放棄し、その秩序ある退出を推進することを初めて正式に表明した事例です。




