TechFlowより、6月17日、10x Researchは分析において、ブラックロック社が立ち上げたビットコイン・リターン・エンハンスメント型上場投資信託(ETF)「BITA」には戦略設計上の欠陥がある可能性を指摘しました。同ETFは、コールオプションの売却によって収益を得る手法を採用していますが、これは多くの市場環境下で、投資家が現物ビットコインに対するパフォーマンスを下回る結果を招く可能性があり、また理想的な絶対リターンを得られない恐れもあります。
10x Researchは、BITAがビットコインの価格が上昇・横ばい・下落のいずれの場合であっても、固定ルールに基づき毎月コールオプションを売却する戦略を実行しているため、投資家は収益性と上昇ポテンシャルの間で不利なトレードオフを強いられると考えています。これに対し、同社が提唱するフレームワークは「タイミング選択」と「条件付き実行」を重視しており、市場環境が有利な場合にのみオプション・プレミアムを獲得することを目的としています。なお、ビットコインの高ボラティリティは、市場参加者間の情報非対称性および高度にマーケティング化された市場環境に起因しており、長年にわたり多くの投資家がこうしたボラティリティから収益を獲得すべく体系的な戦略を試みてきましたが、大多数は成功していません。