TechFlow報道によると、6月14日、市場から「白髪の株式投資の神様」と呼ばれるセレニティ氏は、テクニカル分析を用いているかどうかという質問に対し、この分析手法について比較的明確な評価を示しました。
セレニティ氏は、自身の見解として、テクニカル分析は「トレーダーの占星術」に近いものであり、主な役割は市場参加者の心理や期待を理解し、適切な取引タイミングを捉えることにあり、企業の将来における真の価値増加を予測することではないと述べています。
また、テクニカル分析は、個人投資家や短期トレーダーが現在何を信じ、何に注目しているかを反映することができる一方で、個別の銘柄が最終的にどの水準まで上昇するかを信頼性高く判断することはできないと指摘しています。
具体的な事例として、セレニティ氏はSPCEの過去の大幅な上昇は、特定のK線パターンによるものではなく、市場が関連産業チェーン上の企業の将来収益ポテンシャルを再評価した結果であると説明しました。同様に、AXTIの株価の大幅上昇も、リン化インジウム基板、輸出規制、光子工学分野の需要増加といったファンダメンタルズ要因によって主に推進されたと述べています。
セレニティ氏によれば、より効果的なリサーチ・フレームワークは、産業テーマの連動性、ニュースによるキャタリスト、将来収益予測、マクロ環境、企業の財務報告書、流通株式構成、および市場における駆け引き関係に焦点を当て、これらの要素から企業の妥当な評価額を導き出すべきだと考えています。
さらに、セレニティ氏は、テクニカル分析はエントリータイミングの把握やリスク管理の補助ツールとしては有効であるものの、株式の長期的価値判断の根幹となるべきではないと主張しています。
また、IRENを例に挙げ、市場ではチャートパターンに基づいて高めの目標株価を導き出す見解が一時的に存在したものの、同社は大規模なATM(At-The-Market)増資による潜在的影響を依然として消化しなければならない状況にあると指摘。こうしたファンダメンタルズ要因は、テクニカル・チャートよりも決定的であることが多いと述べています。
セレニティ氏は、現在のAIや半導体といった注目セクターにおいては、業界のトレンド、ファンダメンタルズの変化、そして重要なキャタリストが株価の方向性を左右する核心的要因であり、単にテクニカル分析に依存するだけでは、大きな判断リスクを伴う可能性があると警告しています。



