TechFlowより、6月11日、0G Labsがシンガポール国立大学、北京大学、北京郵電大学などの研究機関と共同で開発した自動テストフレームワーク「Agora」がICML 2026に採択されました。本フレームワークは、分散システム分野の専門知識とマルチエージェント(Multi-Agent)協調アーキテクチャを初めて深く融合させ、実運用レベルのコンセンサスプロトコルに対する自動脆弱性検出を実現しています。
論文によると、AgoraはRaft、EPaxos、HotStuff、BullSharkなどの主要なコンセンサスプロトコルにおいて、これまで未発見であった15件の深刻な論理バグ(Deep Bug)を検出したとのことです。これらのバグは、実行の分岐、単調性違反、トポロジー上の欠陥、署名検証など、セキュリティ上極めて重要な課題に関連しています。研究結果によれば、同一のテストシナリオにおいて、GPT-5.2やClaude 4.5などの主流の大規模言語モデルは、当該プロトコルレベルの脆弱性を検出できませんでした。
紹介によれば、Agoraは仮説駆動型テスト(Hypothesis-Driven Testing)とマルチエージェント協調メカニズムを採用し、攻撃シナリオの自動生成・テスト実行・動的修正のプロセスを経て、複雑な分散システムに対する深いセキュリティ分析を実現します。コンセンサスプロトコルにとどまらず、今後はデータベースの並行制御、オペレーティングシステムカーネル、Web3スマートコントラクト監査など、さまざまな分野への応用拡大が予定されています。




