TechFlow(深潮)の報道によると、6月10日、Hyperinsightの監視データによれば、前日の夕方、Hyperliquidプラットフォーム上の1人の大口投資家(「ホエール」)が50倍のレバレッジを用いてS&P500指数の空売りポジションを継続的に建玉し、追加建玉を繰り返しました。昨夜21時50分に建玉が完了し、総保有数量は2万枚に達し、金額にして約1億4,700万米ドル、平均建玉価格は7,428米ドルとなりました。最後の追加建玉時点では、S&P500指数は依然として約7,466米ドル付近で推移しており、ほぼ高値圏でポジションがほぼ満たされた状態でした。
その建玉完了からわずか10分後、米国株式市場全体が急落に転じ、主要指数も大幅に下落しました。S&P500指数は2時間以内に一時3.1%以上下落しました。この空売りポジションの含み益は一時360万米ドルに達しましたが、本稿執筆時点では未決済のままとなっており、含み益は若干縮小しています。今夜発表予定の米国消費者物価指数(CPI)の結果を待っている可能性があります。
ニュース面からは、今回の急落は複数のネガティブ要因が集中して発生したことが原因と考えられます。第一に、米国当局者がイランに対して第2波の軍事攻撃を実施すると表明し、地政学的リスクが急激に高まったことです。第二に、SemiAnalysis社のリサーチレポートにおいて、関連製品の量産開始時期が延期されることが指摘され、米国株式市場の「光(オプトエレクトロニクス)」および「電(エレクトロニクス)」関連セクターが大幅下落しました。
さらに、市場は重要なインフレ指標の発表を注視しています。米国5月CPIは、日本時間の明日20時30分(北京時間)に公表されます。先週発表された米雇用統計(ノンファーム・ペイロール)が市場予想を上回ったことに続き、今回のCPIはインフレが再び上昇傾向にあるかどうかを確認する上で極めて重要であり、連邦準備制度(FRB)の利下げ路線に対する市場の見通しにも大きな影響を与えると予想されています。




