TechFlowの報道によると、5月30日、ポリティコ(Politico)は、欧州委員会が加盟国および欧州議会に提出した文書を引用し、欧州連合(EU)が暗号資産業界を統一課税制度に組み入れる可能性を評価していると報じました。これは、2028~2034年の予算期間における新たな財源確保を目指すものです。
同文書の試算では、暗号資産取引額に対して0.1%の税率を課す場合、EU年間歳入は約30億~40億ユーロ増加すると見込まれています。また、暗号資産に係るキャピタルゲイン(譲渡益)に課税する場合は、年間で約10億~24億ユーロの歳入増加が見込まれています。
ただし、欧州委員会は同時に、暗号資産業界に関するデータが依然として不十分であるため、現時点での歳入予測には大きな不確実性が伴い、最終的な実績は試算結果と異なる可能性があると指摘しています。
関連する案は現時点でまだ評価段階にあり、正式な施行にはEU加盟27カ国全員の一致した承認が必要です。順調に進めば、本件はEUによる暗号資産業界向けの最重要な統一課税政策に関する議論の一つとなるでしょう。




