TechFlowより、5月18日付の報道によると、公式発表によれば、バイビット(Bybit)は先日、香港大学(HKU)の学生チームと革新的なマネーロンダリング防止(AML)に関する共同研究を実施しました。今回の共同研究では、2025年2月に発生したバイビットのセキュリティ事件をケーススタディとして活用し、香港大学ビジネススクールの修士課程学生が実際のブロックチェーン調査およびAML分析の経験を積む機会が提供されました。
本卒業研究プロジェクトは、香港大学会計・法律学部のドヨン・キム(Doyeon Kim)准教授が主導し、バイビットのリスク管理およびセキュリティ専門家であるデイビッド・ゾン(David Zong)氏が全工程を通じて指導しました。学生チームは、北朝鮮のハッカー組織「ラザルス・グループ(Lazarus Group)」に関連する資金の流れを模擬的に追跡するとともに、ミキサー取引のパターンおよび疑わしい活動を特定するための機械学習モデルを開発しました。
学生チームは、約49,800個のビットコインブロックおよび1億4,600万件を超えるトランザクションを分析し、クラスタリングモデルおよびグラフニューラルネットワーク(GNN)技術を用いて詳細な解析を行いました。その結果、ワサビ(Wasabi)と類似したトランザクションを10,289件特定し、160万以上のアドレスノードと約600万のトランザクションエッジから構成されるブロックチェーン部分グラフを構築しました。また、検証済みの北朝鮮関連アドレスに対する機械学習クラスタの再現率(Recall Rate)は70.5%に達しました。
本プロジェクトに参加した学生らは、この体験によって、ブロックチェーン調査、AMLシステム、および暗号資産セキュリティ運用に関する理解が大幅に深まったと述べています。さらに、犯罪者による不正行為のハードルを高める上でAML技術が果たす重要性についても、より深い認識を得ることができたと評価しています。同時に、実際の業界課題を解決することの複雑さも実感したとのことです。複数の学生は、今回の共同研究が、今後のブロックチェーンセキュリティ、コンプライアンス、金融分野におけるキャリア形成に貴重な視座を提供してくれたと指摘しています。




