TechFlowより:5月18日、Vitalik Buterin氏がX(旧Twitter)上で投稿し、「ユーザーが自身のデータを保管し、ブロックチェーン上にはハッシュ値と証明のみを保存する」というイーサリアムの状態ストレージ最適化案について言及しました。Vitalik氏は、この案の根本的な限界として、証明の検証に必要なデータも依然として保存・継続的な更新が必要であり、そのデータ量は現行の状態データと同程度であるため、実質的な負荷軽減にはならないと指摘しました。また、実現可能な解決策は存在するものの、いずれも複数の複雑な手順を含み、現在のイーサリアムと比較して何らかのトレードオフを強いられるとしています。
なお、この議論の背景にはEIP-8037提案があります。同提案は、新しいコントラクト、アカウント、ストレージスロットの初期ガスコストを大幅に引き上げることで、状態の肥大化を抑制しようとするものですが、これは症状の緩和に過ぎず、根本的な解決にはならないとの批判が寄せられています。現在、暗号学的シャーディング(cryptographic sharding)、オフチェーン無状態コントラクト(off-chain stateless contracts)、ブロックチェーンの定期的なプルーニング(pruning)など、さまざまな代替案がコミュニティ内で議論されており、いまだ結論は出ていません。




