TechFlowより、5月9日、Galaxy Researchの研究責任者アレックス・ソーン氏(@intangiblecoins)が投稿し、同社が最新レポートを発表したと明らかにしました。このレポートは、金融業界が「GENIUS法」の成立によって米国銀行の預金が打撃を受けるとの主張に対して反論し、定量的な試算結果を提示しています。
レポートの主要な知見は以下の通りです。GENIUS法の枠組みのもとでは、ステーブルコインの増分の60~70%が海外から生じるものと予測されており、海外からの預金流入額は国内の預金移転額のおよそ2倍に相当します。これは、全体として既存の資金の移転ではなく、純粋な新規増加分であることを意味します。また、GENIUSステーブルコイン1枚を新たに発行するごとに、米国経済には約32セントの純粋な信用創出効果が生じます。2030年までに、ベースケースでは総額約4,000億ドルの信用拡大が見込まれ、楽観シナリオでは最大1.2兆ドルに達する可能性があります。さらに、米国財務省短期証券(T-Bills)の短期金利は3~5ベーシスポイント(bps)圧縮され、納税者は年間最大30億ドルの借入コスト削減恩恵を受けることになります。レポートはまた、利子の転嫁メカニズムが米国銀行業界の存続を脅かすものではなく、単なる利益構造の再配分にすぎず、全体の信用供給能力を低下させることはないとも指摘しています。




