TechFlowより、5月9日付The Blockの報道によると、デューク大学ロースクールの講師であり、かつてニューヨーク連邦準備銀行の検査官を務めていたリー・ライナーズ氏は、5月8日に投稿し、トランプ家と密接な関係を持つDeFiプロジェクト「World Liberty Financial」が発行するガバナンストークン「WLFI」は、未登録証券に該当する可能性があると指摘しました。
ライナーズ氏は、米証券取引委員会(SEC)が最近発表したトークン分類フレームワークを引用し、「WLFI」は「純粋なデジタル商品」ではなく、SECによる監督・審査の対象となるべきであると主張しています。同氏は、WLFIがプロトコル構築前にすでに約250億枚が公開プレセールされたこと、およびトランプ家のブランド力を活用したマーケティングが行われたことから、購入者が合理的に利益を得ることを期待していたと判断し、これはSECが証券性の有無を判断する基準である「ハウイー・テスト(Howey Test)」の核心的要件を満たすと述べています。
分散化に関する疑義について、ライナーズ氏はジャスティン・サン氏が提起した訴訟を引用し、World Libertyがサン氏が保有するトークンを一方的に凍結し、そのガバナンス権を剥奪した事例を挙げ、プロジェクトが極めて中央集権的な支配構造にあることを明らかにしています。さらに、同氏はWorld Libertyにおける明白な利益相反の問題にも言及しています。具体的には、同プロジェクトがDolomiteプロトコルを通じて50億枚のWLFIを担保として7,500万米ドル相当のステーブルコインを調達した一方で、Dolomiteの共同創設者らがWorld Libertyの顧問を務めている点、また調達されたステーブルコインの一部がWorld Liberty自体が発行する「USD1」である点を指摘しています。
規制面においては、トランプ関連実体「DT Marks DEFI LLC」がWorld Libertyの約38%の株式を保有しており、WLFIトークン販売による純収益の75%を享受していることが明らかになっています。ライナーズ氏は、SECには法的にWorld Libertyを調査する権限があるものの、大統領一族が直接的な経済的利益を有する状況下で、同委員会が本当に独立性を維持できるのか疑問を呈しています。




