TechFlowの報道によると、4月30日、フォーチュン(Fortune)紙は、イーロン・マスク氏がOpenAIを相手取った訴訟の裁判で、「一部の暗号資産には価値があるが、大多数は詐欺である」と発言したと伝えた。この発言は、法廷がOpenAIの2018年のICO(初期コイン公開)資金調達計画について追及したことに端を発している。マスク氏は、OpenAIがマイクロソフトとの商業提携を結んだ後、非営利組織としての設立理念から逸脱したとしており、「慈善団体を盗んだ」と批判している。一方、OpenAIはこれに対し、マスク氏が同社が営利法人へと転換する可能性を常に認識していたと反論している。
注目に値するのは、マスク氏の暗号資産に対する姿勢が極めて矛盾している点である。彼は、パンデミック期間中にビットコインやドージコインを積極的に推奨し、テスラが2021年に15億ドル相当のビットコインを購入するという決定を主導した。しかし、2022年には保有量の75%を売却し、2024年にビットコインが12万5,000ドルを超える史上最高値を記録した上昇相場の一部を逃すことになった。2026年第一四半期時点におけるテスラの残りのビットコイン保有量は11,509BTCで、その時価総額は約7億8,600万ドルに達しており、購入コストの3億8,600万ドルと比較して依然として大幅な含み益を確保している。




