TechFlowより、3月18日付のCriptoNoticias報道によると、スペイン・マドリードで、ビットコイン(BTC)および暗号資産の秘密鍵を窃取することを目的とした誘拐事件が発生しました。33歳のカナダ国籍で暗号資産関連企業を経営する男性が、3月16日にマドリードのサラマンカ地区で晩餐会に赴いた際、複数の男たちに無理やり押し込まれ、ナンバープレートが改ざんされたレンタカーのバンに乗り込まされました。目撃者が直ちに通報し、スペイン国家警察はアトーチャ駅付近で当該車両を停止させ、被害者を無事に救出しました。この際、32歳および45歳のセルビア国籍の容疑者2人が現行犯逮捕され、さらに1人が逃走中です。
警察の捜査によれば、今回の誘拐は事前に計画されたものであり、被害者は金融業務の交渉のためバルセロナからマドリードへ訪れており、容疑者により事前に尾行・監視されていた疑いがあります。容疑者は人身的な脅迫を通じて、被害者に暗号資産ウォレットのリカバリフレーズ(助記詞)および秘密鍵を強制的に開示させようとしていました。こうした手法はセキュリティ分野において「レンチ攻撃(wrench attack)」と呼ばれます。警察は車内からプラスチック製の結束バンドおよび錠剤などの犯行工具を押収しました。また、容疑者らは被害者の所有する価値10万ユーロの高級時計も奪おうとしていたとのことです。被害者は重傷を負っておらず、現在も事件の捜査が続いています。
本件は2026年に欧州で発生している暗号資産保有者を標的とした一連の人身攻撃事件の一つであり、フランスでは今年すでに同様の事件が11件記録されています。




