TechFlowより、6月22日、Protosの報道によると、a16zが主導するファンドから資金調達を行い、銀行口座を持たないアフリカの人々を対象とした分散型ローンプロトコル「Goldfinch」が深刻な危機に直面しています。チェーン上データによると、同プロジェクトの8つの借り手のうち、2社が正式に債務不履行(デフォルト)に陥り、残る6社はすでに債務再編手続きに入っている状況で、累計損失額は1,800万米ドルを超えています。預金者は「5,000万米ドルが水の泡になった」と嘆いています。また、同プロジェクトのネイティブトークン「GFI」は、2022年1月の高値32.94米ドルから0.07米ドル未満まで下落し、価格は99.8%も減少。時価総額もピーク時の3.9億米ドルから、現在では600万米ドル未満にまで縮小しています。
Goldfinchはこれまで、ケニアのオートバイレンタル企業やナイジェリアの給与前払いプラットフォームなど、18カ国にわたる借り手に対して累計1億米ドル以上の融資を行ってきました。しかし、根本的な問題は、オンチェーンではなくオフチェーンにおける与信審査が極めて不十分であった点にあります。借り手による資金流用や返済拒否が繰り返し発生しており、デフォルト率の上昇に伴い、同プロジェクトは既にアフリカ新興市場への焦点を静かに撤回し、AresやApolloといった機関向けクレジットファンドへと方針転換しました。結果として、当初掲げられていた包摂的金融(インクルーシブ・ファイナンス)というビジョンは、名ばかりの存在と化しています。




