TechFlow(深潮)の報道によると、6月15日、『ウォールストリート・ジャーナル』は、連邦準備制度(FRB)の新任議長ケビン・ワーシュ氏が、フォワード・ガイダンス、ポイント・フォアキャスト(点陣図)、および当局者による頻繁な公開発言といったコミュニケーション手法の縮小を主張していると報じました。ワーシュ氏は、市場がより少ない政策シグナルのもとで自主的に価格形成を行うことを重視し、これにより金融政策の柔軟性を高めようとしています。イラン戦争の影響でエネルギー価格が上昇し、インフレ率が依然として高水準にとどまっているため、短期的には金利政策を調整する余地が限られています。このため、コミュニケーション体制の改革が、ワーシュ氏就任直後の最優先課題となる可能性があります。
市場は、ワーシュ氏が初めて主宰するFOMC(連邦公開市場委員会)会合において、点陣図や会合後の記者会見などの現行のコミュニケーション手段が弱められるかどうかを注視しています。ただし、こうした改革にはFRB内部から依然として抵抗が存在します。賛成派は、現在のコミュニケーション枠組みが過度に複雑化しており、政策の機動性を損なっていると指摘しています。一方、反対派は、情報開示の縮小が透明性および説明責任を損ない、市場の変動リスクを高める可能性があると懸念しています。


