TechFlowより、5月2日、関係筋によると、GameStop(ゲームストップ)のCEOライアン・コーエン氏が、時価総額約450億ドルのECプラットフォームeBayへの買収提案を検討している。その目的は、GameStopを時価総額1,000億ドルを超える小売業界の巨大企業へと成長させることであり、現時点でのGameStopの時価総額は約110億ドルに過ぎない。Bitgetの市場データによれば、この報道が伝えられた後、米国株式市場のナイトセッションにおいてeBay株価は10%以上急騰し、GameStop株価も約5%上昇した。また、関係筋は、GameStopがすでにeBay株式を静かに増持しており、最早今月下旬にも買収要請を提出する可能性があると伝えた。仮にeBayの取締役会がこれを拒否した場合、コーエン氏はeBayの株主に対して直接的なTOB(公開買い付け)を実施する可能性もあるという。コーエン氏は今年初頭、消費財および小売分野における大規模なM&A対象を探していると明言しており、同社の事業をビデオゲームおよびコレクターズアイテムの領域から拡大しようとしている。これに先立ち、彼は自らの報酬制度を改訂しており、同社の時価総額が1,000億ドルに達するなどの条件を満たせば、最大350億ドル相当の株式報酬を得られるようになっている。
GameStopの3月末時点の手持ち現金は約90億ドルで、前年同期の48億ドルから大幅に増加しており、今回の「蛇が象を飲み込む」ような大規模買収を支える資金的余力を確保している。eBayは過去12か月間で株価が50%以上上昇しており、今年2月には12億ドルで中古ファッションプラットフォーム「Depop」を買収し、コレクターズアイテムおよびファッションを軸とするコア戦略の効果が徐々に表れ始めている。また、GameStopの投資家であり、映画『ザ・ビッグ・ショート』のモデルでもあるマイケル・バリー氏は、同社が保有する現金を活用して変革的なM&Aを実行すべきだと公に呼びかけている。コーエン氏は2021年に取締役会入りし、その後会長に就任して以来、「経営再建」を掲げて多くの熱狂的サポーターを獲得しており、今回の取引についても、膨大なオンライン・ファン層を活用して世論形成を図ることが予想される。




