TechFlow(深潮)の報道によると、4月23日、The Blockの報道を引用して、投資銀行TD Cowenのワシントン研究グループの取締役総支配者であるジャレット・セイバーグ氏は、ステーブルコインの利回り問題が『明確化法案(Clarity Act)』の可決に向けた唯一の障壁ではないと指摘し、以下の5つの追加的な障壁を挙げました。
第一に、米商品先物取引委員会(CFTC)の委員が大幅に不足しており、現時点で議長のマイケル・セリグ氏のみが在任している状況です。新規委員の補充手続きには数カ月かかる可能性があり、一方で本法案は7月末までに審議を終える必要があります。
第二に、予測市場(プルーフ・オブ・コンセプト市場)の規制に関する問題が複雑であり、インサイダー取引やトランプ一族の潜在的利益相反を含む課題があります。関連する修正案が提出された場合、民主党議員が本法案への支持を撤回する可能性があります。
第三に、トランプ一族が関与する暗号資産プロジェクト「ワールド・リバティ・ファイナンシャル(World Liberty Financial)」が継続的に論争を呼んでおり、民主党による本法案支持の政治的ハードルを高めています。
第四に、イラン当局がホルムズ海峡を通航する船舶に対し暗号資産による通行料徴収を検討しているとの報道があり、これによりマネーロンダリング防止(AML)関連の修正案が議論を呼び、「毒丸条項(poison pill)」となるおそれがあります。
第五に、クレジットカード競争法案が『明確化法案』に統合されるリスクがあり、結果として本法案全体の成立が阻害される可能性があります。
また、ステーブルコインの利回り問題に関しては、トム・ティリス上院議員が、上院銀行委員会による本法案の投票は最早でも5月になるとの見通しを示しました。TD Cowenは、本法案が今年中に可決される確率を約3分の1と維持しています。一方、ギャラクシー・デジタル(Galaxy Digital)は、その確率を約50%と予測しています。




