TechFlowの報道によると、4月6日、PRNewswireはBTQ Technologiesが発表した研究論文『Kardashev Scale Quantum Computing for Bitcoin Mining』(カルダシェフ・スケールを用いたビットコイン採掘のための量子コンピューティング)について報じました。本論文は、量子コンピューティングを用いたビットコイン採掘の全工程における物理的コストを、初めて定量的に評価したものです。関連する研究では、市場が長年にわたり2種類の「量子脅威」を混同してきたことが指摘されています。すなわち、1つ目はビットコインの楕円曲線デジタル署名(ECDSA)に対する攻撃(現実的かつ緊急性が高い)、2つ目はグローバーのアルゴリズム(Grover’s algorithm)を活用した量子採掘の高速化(理論的には存在するが、実際のコストは極めて高い)です。
BTQの論文では、ビットコインの合意形成プロセスに実質的な影響を与えるには、現在の人間文明が消費するエネルギーをはるかに上回る規模の量子コンピューティング・クラスターを構築する必要があると結論づけています。また、本研究では、可逆な二重SHA-256計算、フォールトトレラント型量子誤り訂正、大規模な量子ビットのスケジューリングといった主要な要素を網羅したオープンソースの資源見積もりモデルも提案しています。最終的な結論として、ビットコインが直面するより現実的なリスクは、暗号署名の脆弱性にあると強調されており、量子採掘能力によるリスクはそれよりはるかに小さいとされています。




