TechFlow(深潮)の報道によると、3月9日、英ガーディアン紙が独占的に報じたところでは、米国の大手銀行40行(JPモルガン・チェース、ゴールドマン・サックス、シティグループなど)を代表するロビー団体「銀行政策研究所(BPI)」が、通貨監理官庁(OCC)を相手取り訴訟を提起するかどうかについて検討を進めている。
争点となっているのは、トランプ政権下でOCCが連邦ライセンス規則を大幅に緩和し、暗号資産・決済・フィンテック企業が米国全50州で事業展開可能な「国家銀行信託ライセンス」を取得しやすくした措置である。BPIは、この措置により、従来の銀行と同程度に厳格な規制を受けないままこれらの企業が金融システムに参入することを許容しており、これによってシステミック・リスクが高まり、消費者保護が損なわれ、また「銀行」という法的概念の境界が曖昧になるとしている。
BPIはこれまで複数回にわたりOCCに対し警告を発しており、Circle社、Ripple社、Wise社のライセンス申請を却下するよう要請したが、いずれも受け入れられなかった。注目すべきは、トランプ一族が関与する暗号資産事業「World Liberty Financial」も今年1月に信託ライセンスの申請を行ったことである。
現時点ではBPIは最終的な判断を下しておらず、OCC側はコメントを控えている。




