TechFlowの報道によると、3月4日、CoinTelegraphは国際的なマネーロンダリング(AML)規制機関である金融活動作業部会(FATF)の最新報告書を引用し、自己管理型ウォレットを用いたピア・ツー・ピア(P2P)方式のステーブルコイン送金が、AML規制を回避できる点から、暗号資産エコシステムにおける重大な脆弱性となっていると指摘した。
FATFは、こうした取引は規制対象の仲介機関を経由せずに完結するため、規制上のギャップを生じさせていると強調している。報告書によれば、2025年には不正取引総額の84%をステーブルコインが占めており、制裁回避などの違法行為において主要な手段となっている。ブロックチェーン上の取引自体は追跡可能だが、ウォレットアドレスの匿名性により、関係者の特定が困難になっている。FATFは各国に対し、ステーブルコイン関連の仕組みがもたらすリスクを評価し、「比例原則」に則った緩和措置を講じるよう呼びかけている。具体的には、自己管理型ウォレットと規制対象プラットフォームとの間のやり取りに対する監視の強化や、ステーブルコインの発行および流通に関与する事業者に対するAML義務の明確化などが含まれる。




